「雑誌記事採録誌」に選定されました

季刊みもざが国立国会図書館の「雑誌記事採録誌」に(いつの間にか)選定されました。

小誌掲載の記事が、NDLオンラインやCiNii Reserch、ざっさくプラス等で個別検索できるようになります。

記事名や著者名などのキーワードが検索に引っかかるようになりますので、引用・参照される機会も増えるかと思います。ぜひ、記録と言論の場として活用いただければと思います。

軽自動車のユーザー車検メモ

先日、軽自動者のユーザー車検をしてきたので、体験記を書き留めておきます。参考までに。

【前日までの準備】

  • エンジンオイル、ブレーキフルード、バッテリー液の残量確認(チェックはありませんが)。
  • ウォッシャー液の補充(作動確認があるため)。
  • タイヤ溝の残り確認。ギリギリでもスリップサインを手で触って段差が感じられればOK。
  • 灯火(前照灯、方向指示器、バックライト、ナンバー灯、ブレーキランプ)に玉切れがないか確認。
  • ヘッドレスト・サンバイザーが外れていないこと、警音器(クラクション)・ハザードランプのマークがあることを確認(ノーマルのままなら心配は不要ですが)。
    • ヘッドレストがあることがわかれば、シートカバーはかかっていても可。
  • 通常時警告灯がついていないこと、シートベルト警告灯・駐車ブレーキ警告灯がつくことを確認。
  • ホイルキャップを外す(ナットのチェックがあるため)。
  • 荷物を降ろしておく(鞄程度は可。トランクに突っ込んでおく)
  • ナットの緩みがないかクロスレンチ等で確認。
  • ウマがあれば、足回りにオイル漏れがないか・ゴム部分に割れがないかチェック。
  • 光軸調整(事前にテスター屋に依頼するのが望ましいが、自己調整でも可)。
    • 【自己調整方法】リンクのp.4の図を段ボールに書き写す(10m用だと大きくなりすぎて使いづらい。各数値を半分として5m用にするとよい)
    • 灯火中心は、ヘッドライトにポッチマークで示されているので、あらかじめメジャーで高さ、中心からの距離を図ってお
    • く。(レーザー墨出し器で水平を取るとやりやすい)
    • 夜間、車を広い水平な駐車場に停め、壁際ギリギリに近づける。(やむを得ず勾配のあるところで調整するときは墨出し器を使わずメジャーで灯火高さ・距離をみる)。
    • 灯火中心が合うように高さをメジャーで測りながら、先の段ボール枠を壁に貼り付ける。
    • 車を5m離してライトをつける(片方のライトは紙などで隠しておく)。レベライザーは0と1の間にしておく(当日光軸ズレで落ちた場合、レベライザーで上下に調整できるようにしておくため)。
    • エルボー点が枠内に収まるように調整する。枠内に入っているかどうかは車内から確認する(運転手がいない状態では高さが変わってしまうため)。難しければ中心からちょっと上を狙っておく。
    • 回しすぎによるネジの破損に注意。左右は基準値にかなり余裕があるので、高さ方向のみ合わせればよい。やむを得ず左右を回す場合は慎重に。
    • 最後に左右のライトをつけた状態で、運転席に座り、高さに差がないか確認して終了。

【当日の持物】

  • 車検証
  • 自賠責(旧)
  • プラスドライバー(不合格時の光軸調整用)
  • A4バインダー(書類整理のため)
  • ボールペン&シャーペン(黒インク指定と鉛筆指定の書類の両方があるため)
  • 飲み物(車内で待ち時間が生じるため)
  • ウェットティッシュ(古い標章をはがした跡のノリをふき取るため)
  • 予約番号と走行距離(ODOメーター)の控え(不要だが念のため)

【当日の流れ】

  • 検査場には受付開始の20分程度前に着くようにし、受付開始までの間に見学コースから検査の様子を見ておく。
  • 受付時間になったら窓口へ。書類準備は15分程度で終わるので焦る必要はない。
  • 受付で申請用紙を受け取り記入し、関連団体窓口で重量税・検査料・自賠責保険料を払う(奈良の場合、D5で手数料・自賠責保険料支払い→D1で重量税証紙購入→D5に戻り自賠責証書受取(呼び出される)。D1でも自賠責に入れる。)
  • 「後点検です」と言えば定期点検簿は無くても可(点検は必要)。
  • 「初めてのユーザー車検です」と言えば、初心者用のコースを案内される。
  • 保管場所標章はチェックされない(古いものが貼ってあっても可)。
  • 合格の場合は、書類を窓口(奈良の場合A総合窓口の横隣)に出して、新しい車検証を受け取り完了。
  • スムーズにいけば、所要1時間~1時間30分程度。

【検査のコツ】

  • ブレーキ試験は、検査時間に余裕が少ないので、「フートブレーキをかける」「駐車ブレーキをかける」の表示が出たらすぐに強くかける。すぐに次の試験が始まるのでモタモタしない。1回はやりなおし可。
  • 自動音声案内や係員からの指示があるので、コース上では運転席の窓を全開にしておく(窓をあけておけば内装検査も窓から行ってくれる)。
  • 灯火確認のあと、降りてボンネットを開けて車台番号確認がある。
  • 自身で検査表を機械に挿入するのは1回(排ガス試験の後)。忘れずに。
  • ナット式のルーフキャリア、ダッシュボードにかぶらないスマホホルダー、フロントガラス上20%以内のドライブレコーダー、カシムラの空気圧モニターはそのままで可(受信機はダッシュボードから下ろしておく)。

本山寺・善通寺五重塔 常時微動測定報告会

令和4年5月1日(日)、善通寺市民会館ホール/本山寺客殿にて東京大学/本山寺整備委員会による常時微動測定結果の報告会があった。登壇者は楠浩一(東京大学教授)・藤田香織(同)・多田善昭(建築家)・西岡聡(文化庁)・岡田恒男(東京大学名誉教授)の各氏。善通寺五重塔は国重要文化財に、本山寺五重塔は市有形文化財に指定されている。まず、両塔の概略についての説明の後、耐震診断の結果、必要な耐震性能は有しているということと、常時微動測定からも耐震診断用のモデルの妥当性が示されたとの報告があった。
本報告会で、特に話題が集中したのは心柱が耐震上有効かどうかについてである。両塔とも、心柱が上部より垂下される懸垂式の塔であるが、結論としては、心柱は積極的な耐震要素とはなっていないものの、阻害しているということもないということであった。ただし、常時微動測定の範疇を超える大きな揺れに見舞われた際にどのような挙動を示すかについては、確証がないとの留保付きであった。(この点については、楠・藤田両先生がたびたび注意を促していたにも関わらず、その後の一部報道で、心柱が耐震要素として寄与していると認められた等の記事が散見されたのは残念であった)
本山寺五重塔は、近年、解体修理が行われ、A4判336頁の大部な報告書が発行されている。修理工事報告書として必要な事項は網羅しながらも、修理に至る経緯や竣工式の様子など、関係者の「想い」にフォーカスした記事が多い異色の本である。指定区分にかかわらず、今後もこのような報告書が多く編まれることを期待したい。

(編集子)

第6号

(2022年7月1日発行、B5判、無線綴じ、32頁)

目次

  • あいさつ 編集子
  • 協働と創造の場としての「お店」 えじり
  •  Re: 場を獲得した意味 編集子
  • 戦前の遊園地建築と現存例について 落合悠斗
  • トポロジカルな結晶学 見上達哉
  • 編集部より
  • 会計報告
  • 投稿規程

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冊子版:在庫あり(ご入用の方はお知らせください)

書誌情報

Print ISSN2435-2896
OCLC No.1283109582
ISDN278-4-582150-07-7

文学フリマ京都に出展しました

令和4年1月16日開催の第6回文学フリマ京都(京都市勧業館「みやこめっせ」1階ホールBCD、あー28)に出展しました。

冬らしい寒さの中でしたが、5時間で18冊をお買い上げいただきました。

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

おもしろ同人バザール@神保町に出展します

令和3年11月3日にベルサール神保町にて開催される同人誌即売会「おもしろ同人誌バザール」に出展します。

お近くにお越しの際はお立ち寄りください。

日時:2021年11月3日(水曜・祝日)

入場時間:11:00~16:00

一般入場料:1000円 パンフレット付き

会場:ベルサール神保町(3階)おー9

(頒価は1冊あたりの印刷実費以下で設定の予定です)

第5号

(2021年11月1日発行、B5判、無線綴じ、72頁)

目次

  • 再刊にあたって 編集子
  • 『建築非芸術論』再読 石原智成 / 加藤旭光
  • Magic Architect~フレデリック・キースラー 香月真大
  • 吉川清作研究補遺(1) 落合悠斗
  • 永遠の自由研究 原田佳典
  • 静寂の中で 編集子
  • 2017年度理工展「支配」 明日の建築会 第5期
  • 私の研究(2):ニハイチュウはナタデココがお好き? 中島大暁
  • 私の研究(3):数理アルゴリズム 渡邊晃一朗
  • 私の研究(4):ウラムの螺旋とペル方程式の関係について 増田 卓斗

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冊子版:残部なし

書誌情報

Print ISSN2435-2896
OCLC No.1283109582
ISDN278-4-582150-06-0
日本全国書誌番号01054951

サイトをリニューアルしました

季刊みもざのホームページは、長らく明日の建築会のホームページの一部を間借りしておりましたが、この度心機一転、新サイトをオープンしました。

第5号の刊行に向けて、鋭意作業を進めて参りたいと思いますので、皆様のご支援のほどよろしくお願いいたします。

特別増刊:吉川清作の生涯と作品

(2017年12月1日発行・B5判162頁)

目次

はじめに
第1章:吉川清作の生涯について
第1節:生まれから独立まで
第2節:独立から戦中まで
第3節:終戦から晩年まで
第2章:作品各論 14
第1節:『現代の住宅』―1920年
第2節:神田日活館、京橋日活館―1924年
第3節:葵館―1924年
第4節:大和郷の3住宅―1924年頃
第5節:大正大震災記念建造物競技設計(佳作)―1925年
第6節:銀座サイセリアとバー・サイセリア―1925年-1930年頃
第7節:ジュネーブ国際連盟会館設計競技案―1927年
第8節:山の手美容院(吉行あぐり美容室)―1929年
第9節:朝日住宅設計(乙種金賞)―1929年
第10節:東京市庁舎建築設計懸賞競技(2等)―1934年
第11節:吉川清作自邸(第1期~第3期)およびアトリエ―1935-1965年頃
第12節:渡邊隆邸(高木東六邸)―1935年
第13節:住宅―1935年頃
第14節:勝田康雄邸―1935年
第15節:軽鋼コンクリート造住宅(渡邊実美邸)と『コンクリート住宅図集』―1950年
第16節:ルーフガーデンを持つF氏邸(藤川一秋邸)および一虎園―1952年
第17節:K氏邸計画案(小島多満子邸)―1954年
第18節:Nさんの家(中島篤志邸)―1954年
第19節:国立国会図書館建築設計競技案(2等)―1954年
第20節:「乞食の家」(第5回建築サロン出品作品)―1955年
第21節:紫カントリークラブハウス―1961年
第22節:その他の作品
第23節:小結
第3章:合理派建築会結成史
第1節:合理派建築会結成の前夜―山の手美容院
第2節:合理派建築会結成の瞬間―朝日住宅設計
第3節:『合理派建築』再読―設計施工への意欲
第4節:小結
第4章:吉川清作と人について
第1節:都市建築研究所の所員について
第2節:クライアントについて
第3節:文化人との付き合い―木曜会
第4節:小結
あとがき
参考文献
図版出典
吉川清作(都市建築研究所)作品リスト
初出一覧

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冊子版:残部なし

※本書の訂正事項が「吉川清作研究補遺(1)」(季刊みもざ第5号)に掲載されていますので、併せてご参照ください。

書誌情報

書名建築家 吉川清作の生涯と作品( 建築都市文化史誌aft 特別増刊)
発行年月日2017年12月1日
判型B5判162頁
ISSN2189-5600
OCLC No.1050203355
日本全国書誌番号23077268
ISDN2784582150053
収蔵図書館国立国会図書館(東京本館・関西館)
国立映画ライブラリー図書室(京橋)

第4号

(2016年9月1日発行・B5判88頁)

目次

赤野一人    墨壺(2) (p.3)

石原智成/加藤旭日     『建築非芸術論』再読 (pp.5-18)

野田俊彦     『鉄筋混凝土構造と建築様式』 復刻 (pp.19-71)

赤野一人     野田俊彦卒業論文の簡易な検討 (pp.72-76)

落合悠斗    吉川清作と乞食の家(4) (pp.77-85)

中島大暁    ニハイチュウはナタデココがお好き? (pp.86-89)

編集子    雑報・編集後記 (p.90)

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事情により発行分を回収しております。お持ちの方はご連絡下さい。

書誌情報

発行年月日2016年9月1日
判型B5判88頁
ISSN2189-5600
OCLC No.931926534
ISDN278-4-582150-04-6