第59回理工展「建築の未来、私たちのビジョン」展

――あり得ないけれど、あり得たかも知れない世界の話
私たちの身の回りには、様々な既成事実が積み重なっています。それらは、絶対的で、どうしようもないことのように見えます。しかし、その一つ一つは、偶然が積みかさなってできたものなのです。
私たちは、小さな建築の姿を提示します。それらは色々な形をしていますが、一様に軽く、自由に動き回ることができます。私たちは、そんな建築で満たされた集落を夢想します。そこでは、人々は、機械で環境を制御するのではなく、建築を、自分を最適な環境へ移動させて暮らすのです。私たちは、建築と人が極限まで一体となって、道具との境さえ曖昧になった世界を夢想します。そこでは、建築が何よりも身近なものとして、人々によりそっています。
それは、あり得ないでしょうか。しかし、建築が軽く、小さなものであったなら、それは不可能ではないのです。今はあり得なくとも、しかし、あり得たかもしれないし、今後あり得るかもしれないのです。
私たちは、そんなところから、建築のあり得るかもしれない未来の一片を、垣間見たいと願っています。

日時 2012年11月3日(土)・4日(日)10:00-17:00(4日は16:00まで)
会場 早稲田大学西早稲田キャンパス 中庭

主催 明日の建築会

スタッフ

TEAM Abe:阿部和也 秋山雄一 浅賀潤一 大入慎也

TEAM Yang:楊光耀 室岡岳志

TEAM Ochiai:落合悠斗 天野彰 鈴木栄三郎 稲葉勇人 菅原良太 Yusuke Okuyama Shoji Ishijima
会計:小塚麻優子

広報:田中杏樹 大谷美帆

世話人:落合悠斗